異常気象の影響で発雷率が高くなりました。普段、PCで仕事をしている私は雷のゴロゴロ音がきこえるとすぐにPCの電源をきるようにしているため、その時間は仕事になりません。今夏はそんな時間が多くあり、仕方なく雑務をしたりかたづけをしたりして過ごしました。
酷暑の中、雷がおちて停電になるとエアコンが使用できず死活問題です。遠雷ならば問題ありませんが、最近は至近距離で音がきこえるので不気味でたまりません。9月も厳しい暑さが続き、台風や大雨の確率が高くなっておりますので、引き続き用心してお過ごしください。
9月の「勝海舟記念 下町(浅草)がん哲学外来哲学メディカルCafé」(以下、「がん哲カフェ」と表記)は、9月2日夜に開催されました。この日は、最近のがん哲カフェと違い、開催場所に3人(宮原富士子、桑島まさき、大村恵子)、広島でカフェを開いている森川みかさんがオンライン参加し、合計4名での対話の場となりました。 全国津々浦々、様々な形のがん哲カフェが存在する中、「一般社団法人がん哲学外来」の事務局長を務める宮原さんが、「どういうカフェだと、訪れる方々が喜ぶのか?」という問いを中心に、カフェに訪れる人側とカフェ開催者側、それぞれの立場の想いを皆で話し合いました。
※全国各地のがん哲学外来カフェ https://gantetsugaku.org/cafe/
【訪れる人(がん患者やその家族)側】~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・がん治療がひと段落ついた人が多く訪れている。
(治療が大変な時期はそれどころではなく参加できない)
・自身と同じ境遇(がんの種類など)の人がいると嬉しい。
・がん治療や介護など多くの情報が欲しい。
・心に抱える不安やざわついた気持ちを聞いて欲しい。
聞いて欲しいために、ついしゃべりすぎてカフェのファシリテーターに「もう終わり」と発言を制限され憤慨した人もいる。
・男性は女性と比べて自分の弱っていく姿を見られたくないと思い、参加する人が多くない。
・普段、がんと闘っているため息抜きとなる場所が欲しい。
・がんとの闘いで疲れ気味なので、元気を取り戻して日常に戻るように参加している。
・小さな子どもがいるのに死が迫っている人は、ママ友やパパ友の存在が大きく、地域の情報は嬉しい。
【カフェ開催者側】~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・カフェに参加してくれる人のおもてなしとしてお茶だけでなく薬膳菓子をだすこともある。
・どんな質問にも対応できるように、常に新しい情報が必要と思っている。
・カフェのイメージは重要。薬局で開催するカフェであれば、薬局でやるカフェのメリットが明確であることが大事。(例:森川さんに会いにくる/どんなステージの方がきても対応できるなど)
・地域の情報を知りえていることが大事。
・居心地のよい雰囲気つくりは基本条件。
・カフェで「ファシリテーター」という役割は事務的で適切ではないと思う。
・「カフェマスター」ぐらいの柔らかしい響きがよく、主宰者側は「カフェママ」的にさりげなく寄り添うようにした方がいいと思う。
・どんな境遇の人がくるか事前にわかっている場合は、事前にその方と同じような境遇の人を呼ぶようにするといった工夫が必要。
・しゃべりすぎる方は適宜、制限する必要がある。逆に、話したくない方には無理に話を求めない。
・カフェ内での営業や勧誘は禁止している。
・参加者同士の意見の衝突がおこらないように配慮している。
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必要とする人のために、カフェという居場所が役立てるといいですよね。
ところで、最近、気になったニュースは、10月から郵便料金が値上げすることです。私の場合、年賀状仕舞いをしましたし、公私ともにメールを利用しているのであまり手紙を出すことはありませんが、実務上、レターパックをよく利用します。いろいろ事情があるのでしょうが、今回の値上げは手紙離れに拍車をかけるのではないかと危惧している次第です。
何事も変わらないものはない……ですよね。がん治療もがん哲カフェの在り方も変化していくことでしょう。しかし、助けを必要とする方を支え・寄り添うという基本スタンスは今後も変わらないでしょう。 ※一般社団法人がん哲学外来 http://www.gantetsugaku.org/index.php
【2024/9/2 がん哲カフェ】(文・桑島まさき/監修・宮原富士子)