
毎月開催の「勝海舟記念 下町(浅草)がん哲学外来哲学メディカルCafé」(以下、「がん哲カフェ」と表記)2026年2月度は2月最初の月曜日2月2日夜、オンラインとリアル参加のハイブリット開催となりました。3月度は、新しくカフェの会場となった台東区内にあるホテル内のカフェで、3月2日月曜日夜に開催されました。 2月は選挙と冬季オリンピックの話題ばかりで、まさしく逃げるように去っていき3月となりました。3/2当日は少し風が強く、多くの方々を苦しめる花粉が飛び散る一日でした。両月とも参加したものの個人的に忙しくしていた私は、この原稿を3月中旬に書いています。
現在、春のお彼岸中……都内にある菩提寺にお墓参りにいきましたら墓所内の桜が(満開ではありませんでしたが)可憐な姿をみせていました。静謐な空間に身を置き深呼吸すると、それだけでリフレッシュできた気がしました。
2月、3月共に、初めて参加される方ががん哲カフェに足を運ばれたことから、両日ともにフリートークの時間となりました。興味深いことに、お二人ともがん患者さんでも家族にがん患者さんがいるわけでもありませんが、「がん」や「がん哲カフェ」に関心があり参加されたことです。お一人は子育てに悩むイクメンの方でした。「がん哲カフェ」という名称ですが、生きていく上での悩みや生き辛さはさほど変わりませんよね。
ということで、まずは主宰者の宮原富士子さんが、自身が痛感する在宅医療の矛盾した現実について問題提起され、続いて自己紹介をかねて「がん哲カフェに入ったきっかけ」をそれぞれ話していただきました。
◯家族ががんに罹患したため、医療情報をもとめてがん哲カフェに参加した。参考になる情報を得られるだけでなく、ホッと一息つける癒やしの場となった。家族を亡くした後はスタッフとして関わり続け、がんに罹患した方やその家族の方々を支援することができたらという思いで続けている。
◯息子をがんで亡くした。闘病中から「がんだからといって自分を哀れんで欲しくない」と言い切り旅だった息子の思いを広く知って欲しいと思い活動を続けている。
◯病院薬剤師として勤務していた時、終末期の患者さんと日々接する仕事をしていて、どうやって苦しんでいる患者さんに接したらいいのか考えていた。そんな時にがん哲の存在をしった。活動に参加するうちに死生観とか参考になることが多く、結果として自分が整ってきたように感じている。現在は九州の居住地を拠点としてがん哲カフェを主宰している。
◯山梨県の調剤薬局で働いていて、日々、薬局にやってくる方々と接していて、がんになって苦しんでいる方々のお話をきく機会も多くある。がんになっても明るく毎日を過ごして欲しいという思いから、がん哲学外来のことを知り、現在は自分でもがん哲カフェを主宰している。人の話を聴くことから始まると思っている。
何かを始めるきっかけは様々ですが、活動を続けている理由や思いは同じようですね。そんな仲間たちと生き方を共に考え、問い続ける・・・結果として自分を整えることに繋がっているのだと思います。長く続けていると確かにマンネリ化してしまうものですから、新しい方々との出会いは新たな気づきをもたらしてくれるものです。 2026年の「勝海舟記念 下町(浅草)がん哲学外来哲学メディカルCafé」開催日は次の通りです。ご関心をお持ちいただける方は是非、ご参加ください。関東地方は今月下旬には満開の桜が期待できるようです、楽しみですね!
【2026年】
開催時間/18:30~20:00(参加費/無料)
開催場所/OTHER SPACE Asakusa 1F Café(台東区浅草3-4-10)
3/2(月)→終了
4/27(月)、5/25(月)、6/29(月)、7/27(月)、8/31(月)、9/28(月)、 10/26(月)、11/30(月)、12/21(月)、
【2027年】
開催時間/18:30~20:00
開催場所/OTHER SPACE Asakusa 1F Café(台東区浅草3-4-10)
1/25(月)、2/22(月)、3/29(月)
※各地のがん哲学外来カフェ https://gantetsugaku.org/cafe/
※一般社団法人がん哲学外来 http://www.gantetsugaku.org/index.php
【2025/11/10 がん哲カフェ】(文・桑島まさき/監修・宮原富士子)